ヒーローだョ!全員集合 ジャスティス・ヤリーグ  「評価 C」

卑劣な悪党どもが跋扈する街、ポルノポリス。しかしこの街には、人々の平和のために戦う7人のスーパーヒーローがいた。スーパーマン、バットマン、ロビン、ワンダーウーマン、フラッシュ、グリーン・ランタン、そしてアクアマン。並外れた肉体・頭脳・特殊能力・下半身を武器に、あらゆる悪に果敢に挑む性技の使者たち。人は彼らをこう呼んだ。ジャスティス・リーグ・ポルノスターヒーローズと!
ポルノポリスに、新たな危機が訪れた。何者かが街の何処かに爆弾を仕掛けたらしい。爆弾の威力は原爆級とされ、もし爆発したらポルノポリスは一巻の終わりだ。ジャスティス・リーグの面々は爆弾の場所と仕掛けた犯人を突き止めるべく、それぞれ心当たりのある人物のもとに赴いて情報を集めることにした。ちなみにアクアマンは統治するアトランティスでトラブル発生のため早退。
スーパーマンたちは様々なヒーローやヴィランのもとを訪れ、情報を集めていく。途中、バットマンとロビンがキャットウーマンの罠にかかって牢屋に入れられてしまうが、グリーン・ランタンの救援により脱出に成功。そしてワンダーウーマンが得た情報から、爆弾はポルノポリス山の洞窟にあることが判明する。6人は洞窟に集結し、スーパーマンとグリーン・ランタンの光線によって爆弾は無事に処理された。これで万事解決…と思いきや、そこに突如レックス・ルーサーの立体映像が出現。奴こそがこの事件の黒幕だった…。

DCコミックのヒーロー&ヴィランが大集合して性交渉に励む、「ジャスティス・リーグ」のパロディAV。本作に出演するヒーロー&ヴィランは皆タイツやボンテージなどの軽装であり、「アーンイヤーンマン」のような分厚いプロテクターは身につけていない。よって行為の際に全裸になる必要がなく、ちゃんとお馴染みの姿はキープしたまま、棒や壷を露出して男女の営みに臨んでくれた。ヒーロー&ヴィランのアダルティな一面を見たいという観客の欲求に見事に応えてくれる、何とも素晴らしい内容だった。また本作、バットマンやフラッシュが街中を移動する光景がアニメーションで表現されており、屋外ロケができない制約を逆手にとってアメコミらしい雰囲気づくりを演出しているのも見逃せないところだ。他にも過剰なリアクションが鬱陶しいロビンとか、いつも故郷の事情で早退するアクアマンとか、時折挿し込まれる小ネタからは作り手の原作愛が感じられるし、AVとは言えなかなか侮れない作品である。


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