ドイツに観光旅行にやってきた美女2人、リンゼイとジェニー。年中発情期な彼女たちは旅先で男を捕まえてしっぽり致そうと企んでいたが、ドイツの男ときたらラバーパンツをはいたゲイばかり。なかなかセックスの相手が見つからず、2人はモーテルの一室でレズプレイに励み、リビドーを発散していた。そんな折、彼女たちはインターネットのペニス紹介サイトを見ていたら、性科学者のドクター・ハイターなる人物が、旅行中の淫乱レディ2名を探しているとの情報を入手。すかさず彼の家に行ってみると、ベッドが3つ並んだ地下室に案内された。2つのベッドは彼女たちの分、そしてもう1つは、既に案内されていた日本人カツロの分だ。カツロもまた性欲ギンギン体質で、セクシーな彼女とドイツ旅行に来てセックス漬けの毎日を送ろうとしていたが、彼女は観光を優先するのでろくに相手をしてもらえず、心にムラムラを抱えていた。こんな色欲魔3人が集まったところで、ドクター・ハイターは自らの野望を明かした。彼は男のペニスと女の口、女のヴァギナともう1人の女の口を手術で繋ぎ合わせることで、永遠にセックスの快楽を感じていられる人類の進化系「人間ムカデ」を作ろうとしていたのだ。それを聞いた3人は、異形のモンスターになることに多少の戸惑いはあったものの、そこは発情しきった男女のこと。すぐに「快楽を永遠に味わえるなら別にいいや」と、ハイターの実験台になることを承諾した。早速3人は、性欲を限界まで高めるため、ベッドで激しく交わり始めた…。
あの鑑賞後にトイレで大をすると、両手を合わせて「ああ、ごめん! ごめん!」と言いたくなるカルトホラー、「ムカデ人間」のパロディAV。人間ムカデを作る工程として「手術で神経を繋ぎ合わせる」なんて解説もされるが、手術描写はハイターがドリルやらアイロンやらを持って突撃するカットの連続で済まされており、実際の手術風景は皆無。そして完成後の人間ムカデも結合部は一切写らないので、グロテスクさは微塵とない。これならお父さんも安心して楽しむことができるね。また元々が一軒家で展開する低予算映画なので、本作の製作陣も思いっきり羽を伸ばして手抜きに励んでいた。情交場面が5つあるにもかかわらず、その全てがホテルの一室と地下室の2箇所だけで進行するという有様。大してシチュエーションの変わらないエロシーンを、何度も繰り返し見せられるわけだ。手術シーンがなかったら本当にタダの洋モノAVとなってしまう内容で、それはそれは凄まじかった。