悪魔の毒々ボウリング 「評価 A」
深夜のボウリング場では、学生たちが毎日のようにスコアを競い合っていた。ある晩、友人たちとボウリング場で遊んだリサは、帰ろうとしたらバッグを忘れたことに気づき、1人で場内へ戻っていった。ところがそこで、スティーヴたち不良学生グループに捕まってしまう。スティーヴは自分を振ったリサに恨みを抱いており、彼女を取り押さえて輪姦。終いにはアソコにボウリングのピンをボーリングし、彼女を失神させて帰っていった。その翌日、リサはあんな惨劇があったというのに、いつものようにボウリング場へとやってきた。スティーヴたちは彼女のことなど気にも留めずにプレイを始めるが、どういうわけか遊んでいた学生たちが、時が経つごとに1人また1人と姿を消していく。実はボウリング場内に謎の殺人鬼が出没しており、彼らを残忍な手口で殺害していたのだ…。
狂気の殺人鬼が馬鹿学生たちを血祭りにあげるスプラッターホラー。やはりボウリング場を舞台にしているだけあって、殺害においてはボウリングのピンやボール、玉磨き機(そんなのあったんだ…)といった備品が積極的に活用されている。その殺害シーンの陰惨さと言ったら凄まじいものがあり、観ていて興奮が止まらなかった。喉の奥にボウリングのピンを押し込んで窒息させ、ペニスを切り落とす。男と女が69しているところにやってきて、女の頭と尻を押さえつけることで、男のナニを食いちぎらせると同時に、尻で男の鼻と口を塞いで窒息させる。そして女の方もチンコが喉に詰まって窒息死する。ボウリングピンを鋭く削って目や尻をボーリング。玉磨き機に頭を押し込んで面の皮をシェービング──などなど。そしてクライマックスでは、銃撃で首がもげて噴水のように血が溢れたり、腹を撃たれて内臓がモロ出しになったりと、これまた圧倒的なゴア描写でゲロゲロな気分にさせてくれた。また脚本の方も一工夫しており、単なる「発情アニマル」のようなレイプされた女の復讐劇かと思いきや、終盤で意外な真実が明かされたのには驚いた。映画の前半、リサ輪姦に至るまでがダラダラと長く、やたらテンポが悪かったのは気になったが、殺人鬼が動き出してからの内容は素晴らしいの一言だった。
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