シャドウ・ウォーカー 「評価 D」
ペル医療団体の遺伝子研究施設。ある晩、謎の集団が侵入し、セキュリティシステムを破壊した。たちまち収容されていた怪物が解放され、職員を次々と血祭りにあげていく。襲われた人間もまた怪物と化し、施設内はたちまち怪物だらけの危険領域と化す。謎の集団は仕上げとして、施設内に催眠ガスをばら撒いて逃亡した。数時間後、施設のレベル3では、生き延びた数名の職員が目を覚ました。彼らはガスの影響で一時的な記憶障害に陥っており、互いが誰だか分からない状態に。そんな中、唯一記憶を保っていた上司クレイの先導のもと、彼らは出口があるというレベル7を目指して移動を開始した。幾度と襲撃してくる怪物たちを振り払いながら、目的地に向かう一行。記憶が戻るにつれ、怪物の正体を思い出していく。彼らは新型ステロイドを投与することで、従順で強力なミュータント兵士を作ろうとしていたのだ…。
「エンバイロン」「巨大毒蟲の館」のモリス・ラスキン&サム・エイゲンら製作総指揮による、サバイバルアクション。ミュータントたちは顔と指先にしかメイクを施しておらず、顔を緑色に塗っているのに耳から後ろは健康的な肌色で、悲惨なまでに貧乏臭い有様だった。戦闘シーンは両手がもげたり目玉を潰したり心臓をえぐったりと、なかなかの残虐ファイトで盛り上げようとしている。でもいかんせん画面が暗すぎるし、見せ場でもなんでもない箇所でスローモーションになるマヌケな演出もあって、完全に台無しとなっていた。ただこの映画、「2人の人間がクマに遭遇した場合、生きて逃げ延びるにはクマより足が速い必要はない。もう1人より足が速ければいいんだ」という台詞は気に入った。
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