トランスモーファー 人類最終戦争 「評価 D」
人類は遥か宇宙の彼方で生命体を発見し、早速友好のメッセージを送った。ところがこちらの存在に気づいた宇宙生命体たちは、あろうことか地球を侵略してきたのだ。彼らは無数の隕石群を降らせて人類の9割を死滅させると、根城を構えて瞬く間に地球を支配してしまった。それから数百年後、残された僅かな人類は地下に潜り、地上を徘徊する宇宙ロボットたちと戦闘を続けていた。しかし人類は明らかに劣勢であり、このままでは勝てる見込みは薄い。そこで軍は冷凍睡眠にかけていた反逆者ミッチェルを蘇らせ、形勢逆転のための特殊任務にあたらせることにした…。
宇宙からやってきた超ロボット生命体トランスモーファーと人類との最後の戦いを描いたSFアクション。さすが「トランスフォーマー」のフォロワーなだけあって本作に登場する宇宙ロボットたちも変形する仕様になっており、歩行モードから射撃モードに、人間型から戦車に、そして巨大タワーから人間型にと、様々なタイプの変形ロボットが取り揃えられていた。ただVFXのレベルはそれほど高くなく、遠近法が無茶苦茶なせいでカットによってロボットの大きさがコロコロ変わるなんて現象がザラに発生している他、ミサイルや銃弾が当たる描写なんかはかなり手抜きな感じだ。また登場するロボットたちのデザインが今一つなもの厳しいところ。巨大ロボット群との地上戦というコンセプトには惹かれるものがあるものの、ロボット好きを満足させられるとは言い難い作品である。
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