虐殺遊戯 地獄のサバイバル   「評価 D」
ニューヨークの一角に建つ古アパートの地下室は、チャコたち不良グループの溜まり場と化していた。住民たちは彼らに怯える日々を過ごしていたが、ある日ついに堪りかねて警察に通報し、不良グループを一掃することに成功した。これで平穏な暮らし取り戻せると喜び、祝のパーティーを開こうとする住民たち。ところが、彼らの平穏は一日と続かなかった。どういうことか不良たちは即日釈放され、すぐさまアパートへと戻ってきたのである。しかも怒れる不良たちはナイフや銃で武装し、通報したアパートの住民を一人ずつ殺害し始めた。住民たちはアパートの上の階に籠城し、不良グループに対して決死の反撃を試みるが…。
「スナッフ」のロベルタ・フィンドレイ監督によるバイオレンス・ホラー映画。兇悪な不良たちに対し、電流のトラップを仕掛けたりや熱湯をかけたりして抵抗する住民たちの姿が描かれている。しかし「スナッフ」のドラマ部分がそうであったように、本作もまた平坦な演出が足を引っ張り、楽しむに楽しめない出来となっていた。不良たちによる住民の殺害方法は、股間にホウキを刺すものを除けば凡庸で味気ないものばかり。おまけに戦闘シーンはスピード感に欠け、何とも退屈な仕上がりとなっていたのだ。
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