恐怖のアルカトラズ ヘル・デッド 「評価 C」
アルカトラズ島の刑務所跡にて、ロックバンド"BB"のメンバーが惨殺体となって発見された。その日からというもの、ロスに住む大学生のアレックスは奇妙な幻想に取りつかれるようになったのである。死霊に襲われる夢を見たり、壁から死人の手が伸びてくる幻覚に襲われたり…。夢の中ではBBの曲が流れていたため、アレックスは自分の症状とアルカトラズの事件とに何か関連性があるのではと疑いを抱いた。そしてある時、アレックスの教師がインディアンの呪いの本を発見する。その本によると、かつてアルカトラズが軍の施設として利用されていた頃、呪いの力で怪物化した司令官がいたらしい。しかも彼の操る呪いはアレックスの症状と酷似しているそうで、それを知ったアレックスたちは原因を突き止めるためにアルカトラズ島へと向かった。するとそこでは、BBの手によって蘇った司令官が死霊たちを従えていたのである…。
アルカトラズ刑務所の跡地を舞台にしたオカルトホラー。前半のストーリー展開がもたついているのは気になるが、主人公たちがアルカトラズに上陸してからはテンポも速くなり、次々と訪れる恐怖場面に浸ることができた。顔に膿が発生するところや、皮を剥いだら肋骨が露出するところなど、特殊メイクも凝っており、ホラー好きならば結構楽しめる作品である。
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