激光人レーザーマン      「評価 C」
科学者アーサーはレーザーの実験中にうっかり助手を死なせ、研究職を失ってしまった。その後ハンソンという男が経営する会社に雇われたアーサーは、会社の依頼で新しいレーザーの開発に当たることに。やがて弟のジョーイや息子の協力もあってレーザーは完成するが、実はハンソンはレーザーを殺人兵器として利用するつもりだったのだ。そうと知ったアーサーは会社に反抗し、彼らに命を狙われる羽目になる…。
レーザー兵器を開発した男の災難を綴ったSFコメディ。終始大きな山場も無く、ダラダラとした雰囲気で進行するダウナーな内容で、見てる端から力が抜けてくる。と思ったらレーザーガンで撃たれた人間の傷口がやけに生々しかったり、仏教徒の女性が瞑想する場面がアヴァンギャルドな演出で彩られていたりと、所々に目が覚めるような箇所が散りばめられているから油断できない。この上なく不安定な感じが漂う、実に奇妙な作品だった。
TOP PAGE