コモドvsキングコブラ      「評価 C」
環境保護団体のジェリーたちは、軍が極秘に行っているという「カーニボア計画」の実態を探るべく、船乗りのマイクに依頼して南太平洋のイスラ・ダマ島へと向かった。途中で異様に成長したトウモロコシなどを見つけながら、研究施設らしき建物に辿り着く一行。ところがそこには、巨大化したコモドとキングコブラが待ち構えていたのである。軍の生き残りであるスーザンの話から、カーニボア計画というのが遺伝子を操作して生物を巨大化させるものと知ったジェリーたちは、イスラ・ダマ島からの脱出を図ることに。ところが彼らが島に侵入していることに気づいた軍の上層部は、証拠隠滅のために島を爆破することを決めたのだ…。
如何にも昭和チックなDVDパッケージが素晴らしすぎる、アルバトロス発の二大爬虫類激突映画。CGで描かれたコモドとキングコブラはあまり迫力があるとは言えなかったものの、演出でそれを補おうという試みがなされていた。特にクライマックスにおける両者の決闘シーンは、カメラワークが凝っていて見ごたえ十分。「コモド リターンズ」同様に銃弾が全然コモドたちに当たっているように見えなかったり、銃を持ったマイクたちがマガジンの交換もしないで50発以上の弾丸を撃っていたりと、人間と怪物との対決場面ではガッカリさせられることもあるが、タイトルになっている爬虫類二匹のガチンコ勝負がしっかりと描かれていたのは好印象だった。

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