エイリアン・インベージョン 「評価 C」
スポーツジムにいた人間が皆殺しにされ、何人かの死体が持ち去られるという奇怪な事件が続発した。マイク・サリヴァン警部は現場に残された死体が全て大きな古傷を持っていたことから、犯人は傷の少ない綺麗な死体ばかり持ち去っているのではないかと推理する。やがて彼は犯行現場の辺りをうろついていた怪しげな男を捕まえるが、それでも尚事件は止まらず、今度はストリップ劇場が襲撃された。これで男が犯人でないことが明らかになり、彼は釈放される。サリヴァンはその後も捜査を続け、遂に犯人と対面した。現代科学の域を超えた犯人の超兵器に成す術も無いサリヴァンだったが、そこへ先ほど釈放された謎の男が助っ人として駆けつけてくれた。自らを「監視人」と称する彼が言うには、犯人の正体は地球の生物を乱獲するエイリアンらしい…。
宇宙人と人間の戦いを扱ったSFアクション映画。本作のエイリアンはごくごく平凡なグレイタイプで、人間そっくりに化ける他は特別な能力を持っておらず、様々なハイテク兵器を駆使して戦闘に臨んでいる。しかし出てくる兵器は、光を屈折させて物質を透明化させる装置や、相手を確実に仕留める熱感知銃弾など、あくまで「一歩先を進んでいる」レベルの代物なので、サリヴァンでも十分に対応可能。人間とエイリアンとの戦いに説得力を持たせていた。
これと言った特徴がなくパンチ力に欠けるのが辛いものの、アクション映画としてはまずまずの出来である。
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