ニンジャ・ファイター 機密ファイル奪回作戦    「評価 C」
世界征服を企む悪のニンジャ軍団。彼らの次なる目的は、合衆国の新兵器・K16弾道ミサイルの製造法を記した極秘ファイルの入手だ。しかしCIAと繋がりのある男・ハンに四六時中監視され、彼らはなかなか大胆な作戦に出ることができなかった。愛する妻をニンジャ軍団に殺されたハンは、その復讐のために軍団を壊滅させようとしていたのだ。そこで軍団の首領・ダニロフは、ハンの動きを封じるために彼の息子・デビッドを自分の組織へと引き込んだ。息子がニンジャ軍団の側についたと知り、困り果てるハン。だがそんな彼の前に、CIAに所属する二人のニンジャ、シドニーとフィリップが助っ人として参上した…。
「片腕ドラゴン」のジミー・ウォングが脇役として出演している、FILMARK社製作のニンジャ映画。ダニロフが迷彩忍者服&赤鉢巻という微笑ましい風貌をしている他、クライマックスの大乱闘では手の甲からミサイルを放ったり刀の先から怪光線を放ったりと、相変わらずの馬鹿演出が冴え渡っているのが嬉しい。
またこの映画、デビッドとハンの親子が溝を埋めていく過程が実に丁寧に描かれており、ニンジャアクションのみならず人間ドラマも味わい深いのが特徴だ。親子の和解話に比重を置く代わりに、機密ファイル云々の話が途中からどうでもよくなってしまったきらいがあるが、手堅く楽しませてくれる作品だった。
(それにしても、ビデオパッケージに描かれていた変身サイボーグみたいなロボニンジャは結局何だったんだろうか。あんな奴本編に出てこなかったぞ)
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