感染源 BiOHaZaRD 「評価 C」
アラスカの生物科学研究所でトラブルが発生。政府はこれをテロリストによるものと説明し、トレイナーたちデルタ部隊を事態確認・所員救出のためにアラスカへと派遣した。現地に到着したデルタ部隊は研究所に潜入。しかしその内部は何故か水浸しになっており、発見された所員も不穏な行動を見せていたのである。この只ならぬ状況に戦慄するトレイナーたち。実はこの施設では宇宙から飛来してきた謎の生命体の研究が行われていたのだが、今やその生命体によって施設は完全に乗っ取られてしまったのだ…。
宇宙からの侵略者との戦いを扱ったSFモンスター映画。しかし宇宙生命体は「ターミネーター2」のT1000型をまんまインスパイアしたような奴で、液状に変わるだけでなく、触れた生き物そっくりに変身できる能力までしっかりと持っている。その上クライマックスで見せる真の形態は、暗い画面と薬品噴射の煙のせいで顔すらもじっくり拝むことができない有様。主役のはずの宇宙生命体があまりにもぞんざいな扱い方をされており、怪物映画としては到底評価し難い作品である。
ただストーリーの方は一捻りされており、少々ややこしい構成になっているが悪くはない出来だった。怪物よりもサスペンス的要素を重視する人ならば、きっと楽しむことができるだろう。
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