禁断の惑星 エグザビア           「評価 C」
全宇宙を股にかけて活躍する凄腕の始末屋、マイク・コルビー。彼の次なる仕事は、惑星エグザビアで暴れ回る怪生物メタモーフの退治だった。人類の遺伝子研究の所業で生み出されたこの化け物は、絶大なる再生力と人間を食べる残虐性とを兼ね備えた一筋縄ではいかない奴だ。流石のマイクも退治には骨が折れ、神出鬼没なメタモーフに翻弄されるばかり。だが殺らなければ殺られるのは自分だ! 頑張れマイク、負けるなマイク! 守れ僕らのエグザビア!
ロジャー・コーマンが82年に製作したSF映画。メタモーフは複数の足を持つ蜘蛛のような形状だが「エイリアン」を明らかに意識したようなデザインで、特に黒光りのする頭と鋭い歯が生え並ぶ口はそのままと言ってもいい。また場面が九割方セット撮影の上、唯一のロケシーンである砂漠の場面もそこら辺の砂場で撮影されたようなチープな出来で、冒頭の迫力あるドッグファイトを除けば実にやっつけ仕事感が漂う作品である。
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