マニアックナース ゲシュタポ看護婦寮 「評価 Ｄ」
性の倒錯者イルザ。アメリカ山中に巨大な邸を構えている彼女は、近くを通りかかる人間を捕まえてきては自らの性の慰め物にする日々を送っていた。無垢な少女サブリナもまた邸に住まわされていたのだが、イルザの相棒グレタはサブリナとイルザの仲がいいことに嫉妬し、彼女に驚くべき真実を聞かせたのである…。
「悪魔の毒々ハイスクール」シリーズの完結後、トロマ社が新たに送り出したエログロ映画。主人公二人の名前(イルザとグレタ)を女体拷問シリーズのダイアン・ソーンの役名から拝借している他、調教＆拷問場面の痛々しい見せ方からは、製作側のジェス・フランコ映画に対する只ならぬリスペクトを感じ取ることができる。
ところがこれが祟ってか本作、内容が至って真面目で馬鹿らしさに欠ける。偶に出てくるギャグも作品の雰囲気にそぐわず、興をそがれるばかり。トロマ社のカラーとジェス・フランコ映画のミスマッチさがいただけない、他のトロマ映画と同じ気分で観ると痛い目を見ること請け合いの作品だ。
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