食人伝説(別題:ホウリー・マウンテンの秘宝 密林美女の謝肉祭)「評価 D」
高名な人類学者・ヘンリーが、ニューギニアのロカ島を探検中に失踪した。そこで妻スーザンは夫を捜索するべく、弟のアーサー、夫の友人エドワードらと共に、彼が向かったと思われるロカ島のララミ山へと出発することにした。途中、毒蜘蛛やワニ、食人部族の罠といったトラブルに見舞われながらも、順調にジャングルを進んでいく一行。しかしスーザンたち姉弟には夫の捜索とは異なる、真の目的があった…。
ボンドガールのウルスラ・アンドレスが出演している食人族映画。とは言え食人族が集団で現れるのがラスト20分になってからで、それまでの間は蛇やらワニやらと戦いながらジャングルを歩き回るだけという非常に薄味な内容である。おまけにやっと主人公たちが食人族に捕まって本格的にグロテスクな場面が出てくるかと思いきや、人体から内臓を取り出す場面の質感の無さに幻滅してしまう。生きたままトカゲの皮を剥いだり、大蛇が猿の頭を噛み砕いたりする場面では、じっくりと迫るようなカメラワークで魅せてくれる他、食人族の面々が革のマスクを被って禍々しい雰囲気を醸し出しているなど、食人シーン以外の演出では健闘しているものの、メインの淡白さが気になってならなかった映画だ。
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