デイブレイク                   「評価 C」
かつてアイスホッケー界の花形選手だった男、ディロン・ホール。試合中に事故を起こして引退した彼は、地下鉄管理会社に就職して堕落した日々を送っていた。ある日、ディロンがいつものように怠けながら仕事を行っていると、地震によって地下鉄が脱線する大事故が発生した。慌てて救出活動に向かうディロンだったが、生存者と合流したところでトンネルが崩落して退路を絶たれてしまう。更に地下に保管されている有毒廃棄物が明るみに出るのを恐れた市長が、ディロンたちを秘密裏に抹殺するべく動き出した…。
天才児のニュートン、トラウマ持ちの看護婦サバンナ、ムショ帰りのグリフィンとその彼女のスージーと、曲者揃いの生存者が印象深い地震映画。漏電している場所でニュートンがアースを作ったり、サバンナが怪我人の治療を行ったりと、各々の特技を生かしてトラブルを解決していく様は面白いものの、これと言った大きな見せ場が見当たらず、パニック映画としてはいまいちパンチ力不足だ。有毒廃棄物を隠蔽しようとする市長も、ありふれたキャラクターで面白みに欠ける。安心して観られるが、凡作の域を出ない映画だった。
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