マイケル・ジャクソン in ネバーランディングストーリー 「評価 B」
銀河一美女コンテストが日本で開催されることとなり、アメリカの空港から世界中の美女を乗せた旅客機が飛び立った。しかし急上昇してきた他の飛行機と衝突して旅客機は墜落。機長のマックス、副機長のマイクは漂着した海岸で美女達とサバイバル生活を強いられることとなった…。
まずこの映画、邦題が「マイケル・ジャクソン in」となっていますが主演は脇役俳優としてお馴染みのエリック・ロバーツです。マイケルは特別ゲストとして数カット出てくるだけなので、決して「ドルフ・ラングレン in エリミネイト・ソルジャー」における「ドルフ・ラングレン in」の部分と同列に考えてはいけません。
そんな本作ですが、内容は「サバイバー」を軸にして様々な作品のパロディを織り込んでいるコメディ映画です。けれども初めのうちはネタを出すタイミングが上手くいっておらず、笑うに笑えない場面が延々と続きます。気の短い人ならば、この前半部分で脱落してしまうことでしょう。しかしこの映画、話が進んでくるにつれてベタベタなネタがツボに嵌るようになり、いつの間にか大爆笑している自分の姿に気づかされてしまうのです。ラストで明かされる衝撃のオチもやはりベタですが元ネタの引用の仕方が上手く、正直感心させられました。ギャグのベタさに慣れるまでが辛いですが、パロディ映画としてはまずまずの出来と言えるでしょう。
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