ザ・テンタクルズ             「評価 D」
インド旅行に出かけた若者達。目当ては岩の裂け目から入れる巨大な地下洞窟である。ガイドに案内されて順調に地下へ進んで行く一行だったが、集団から離れた男が巨大なムカデに襲われた。なんとこの洞窟には大量の放射性廃棄物が隠されており、放射能の影響でムカデ巨大化してしまったのである。巨大化したムカデは群れをなし、新たな獲物である若者達に襲いかかった…。
遺伝子操作が主流となっている今において尚、怪物が巨大化した理由に放射能を持ってくるこだわりには感服できる。その怪物との密室の中での追いかけっこが延々と続く本作だが、いかんせん登場人物達の頭の悪さが見ていて実に辛い。出口の方に逃げていった仲間が、逃げ遅れた仲間を助けるために「おい、化け物!こっち(出口の方向)へ来い!」なんて平気で言っちゃうのだ。(退路を断ったら仲間を助けても意味がないだろ!)
しかも最後は地底に何十匹といると思われる巨大ムカデに対し、地表に上がってきた数匹を倒して終わりという、何とも歯痒い締め方をする。巨大生物群の駆除なら、「アラクニア」ぐらい豪快にやって欲しかったものだ。

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