シャークハンター 「評価 C」
海底基地が謎の事故によって全壊した。そこで潜水艇のエキスパートであるスペンサーは事故の原因調査に赴いたのだが、調査を続けて行くうちに恐るべき事実が発覚する。なんと事故を引き起こしたのは全長何十メートルもある巨大鮫メガロドンで、かつてスペンサーは家族を同じ鮫に殺されていたのだ。そこでメガロドンと戦う決意を固めたスペンサーだったが、あまりにも巨大なメガロドンには魚雷も麻酔も、あらゆる近代兵器が通用しなかった…。
W-JAWSキャンペーンによって「メガロドン」とセットでリリースされた作品だが、迫力のある鮫の描写が痛快な「メガロドン」に比べると、こちらはいまいち面白くない。確かに「SF巨大生物の島」に出てきそうな冗談みたいなサイズの巨大鮫に関しては、1万ミリリットルもの麻酔弾を受けても平気で暴れまわるなど、さすがに「ジョーズアタック2」のタコザメには及ばないものの、実に魅力的に描かれている。
だがメガロドンがあまりに強すぎるので人間たちは絶望していくばかりであり、クライマックスではメガロドンが何にもしていないのに勝手に人間達がバタバタ死んで行く始末。海底のシーンがやたらと暗いので、メガロドンの全体像がいまいち良く見えないのも印象としてはマイナスである。
更に話の方もテンポが悪く、あまりにも後味が悪いラストなども相俟って、「メガロドン」(念のために言うと、もう一つの映画の方。ああややこしい)と比べると数段落ちる印象だ。
W-JAWSキャンペーンの作品を片方だけ観るとしたらメガロドンだが、両方とも観る場合は間違い無くこちらを先に観ることをオススメします。
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