スパイダーズ                  「評価 B」
血の滴るタイトルからラストまで、とにかくB級テイストに溢れた本作。
学校で女性記者をしている主人公は、とにかく陰謀論やUFOといったものに目が無い。今日も「テレポートで地球に来たが、故郷の星へ帰れない」と相談に来た自称宇宙人の2人組の話を間に受け、他の新聞部の連中に呆れられていた。一方ところ変わって宇宙空間、スペースシャトル内部では、生物兵器として使用するべく蜘蛛の研究が行われていた。だが蜘蛛がいきなり暴れ出し、スペースシャトルの乗組員に襲いかかった! パイロットが殺され一時はどうなるかと思われたが、スペースシャトルは辛うじてエリア21に着陸した。取材という名目でエリア21に不法侵入していた主人公達3人は、偶然そのシャトルの着陸現場に居合わせてしまう。そこで彼女らはどさくさに紛れ、エリアの研究施設に潜入することに。ところが蜘蛛は地球においても暴れだし、研究所は無数と増えた蜘蛛による惨劇の場と化したのである。2人の仲間が蜘蛛によって次々と殺されながらも、必死に蜘蛛から逃げ回る主人公。脱出の途中でさっきの自称宇宙人が本物だった事が発覚するものの、そんな事に構っている余裕は無い。だが政府のエージェントと協力することによって、彼女は襲い来る蜘蛛を見事返り討ちにした。こうして全ての戦いは終わり、主人公とエージェントは無事研究施設を脱出したのであった…。
ところがまだ映画は終わらない。蜘蛛は再び甦ったのだが、今度は今までの数倍以上のデカさ。これがビル街に現れて人々を襲うのだ! もうここまで来ると、B級映画好きには堪らない。研究所の戦いはテンポが悪いものの、このクライマックスだけで十分に盛り返している映画だ。

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