ダイナソー・パニック 失われた楽園 「評価 C」
本作は、あの昔懐かし人形アニメでカクカク動く恐竜が出てきた「ダイナソーウォーズ」の形式上の続編である。そんなわけで本作の恐竜も当然人形アニメなんだが、何故この配給会社は今ごろになってこんな作品群をリリースしているんだろうか?まあ「ダイナソーウォーズ」はまだ「ダイナソー」の便乗ということで理解できたものの、本作は何故?もしかして数年前の三大蛇映画のように「ジュラシック・シティ」などの何故今ごろリリースされたのかが分からない恐竜映画と対抗し合っているのであろうか。B級映画同士の便乗というのも、なんとも不思議なものである。
映画スターの主人公は、ミーハー根性丸出しのファン達にウンザリする毎日を送っていた。そんな彼はある日、謎の恐竜と原始美女の夢を見てその美女に一目惚れをする。その後彼は謎の女性に誘われて恐竜博物館に行ったのだが、そこにあった謎の石に触れた途端、彼は原始時代へとタイムスリップしてしまった。なんとこの石には人間の願望を3つまで叶えてくれるという魔法が込められていたのだ。ところが彼は原始時代に辿り着くとすぐさま男の原始人の襲撃を受け、そのドサクサで石を無くしてしまったのであった。そして彼はそのまま男の部族と女の部族との激しい戦いに巻き込まれてしまう。果たして彼は現代に帰ることができるのであろうか!?
・・・・とマジメそうに書いてみたものの、やっぱり内容は馬鹿丸出し。いきなり登場人物達がミュージカルを始めてしまうわ、予想通り恐竜と人間が同じ時代にいるわ(もちろん女性部族の中には黒人が混ざっている)、男と女の対立はあっけ無く終わってしまうわ、やっぱり学生が暇つぶしに作ったようなやる気の無いムードは健在。そのやる気の無さが何気なく笑えるのだが、それでも本作に恐竜映画としてのスリルなどを求めてはいけないことを忠告しておこう。
GO TO TOP!!