デスレース2000年 「評価 A」
これは、まだ2000年が近未来だった頃に、2000年のアメリカを舞台にして撮られた映画である。「ニューヨーク1997」などもそうだが、こういう作品は最近、当時の人の未来観を楽しんで観賞する映画に変わりつつあるのだ。
だいたいの作品の2000前後の未来は、ブッ飛んで文明が進んでいるように捉えているか、戦争によって文明の全てを失ったなどの終末的な捉えかたをしているか、どちらかに傾いているものである。だが本作は、世界観としては文明が進んでいるような印象があるのだが内容はおもいっきり終末ムードという、いわば異色の未来映画だ。
時は2000年アメリカ、年に1度の大陸横断自動車レースが始まろうとしていた。だかこのレース、横断の途中で人を轢き殺すと得点が入り、ゴール時の得点を競うという鬼畜非道なルールが用意されていたのである! そこで出場者達はレースの途中で農民や作業員などを次々をひき殺して、ゴールを目指すのであった…。
何とも終末的な内容である。出場者達はとにかく非情で、子供だろうが老人だろうが容赦はしない!(子供や老人は一般人に比べて高得点なのだ)目についた連中はとにかくひき殺していくのだ!
過激なブラックコメディが好きな人は、ぜひ観て欲しい作品である。
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