クリムゾン・アイランド             「評価 C」
学校のオリエンテーションで孤島に向かった若者達。だがその島には人間の憎悪を封じられていた土人形が漂着しており、活動を停止していた土人形は若者達の行動によって復活。若者達を襲い始めた…。
冒頭、太古の部族が土人形を川に流すシーンがあるのだが、その部族の集落が明らかに深い山の中にあり、川を流れた土人形が孤島に漂着するのは明らかに無理があるのではと思う。
その他にもあまりにも定番と言える若者達の馬鹿さ加減など、話の面ではいろいろとツッコミどころが満載な本作だが、それにも増して登場する土人形が素晴らしい。最初はいかにも人形でございと言わんばかりの3頭身の無骨なデザインだったのが、どんどん人を殺していくことにより素早い動きが可能な6頭身に、果てには飛行モードに自由に変形できるようになるのだからたまらない。この変幻自在に姿を変える怪物の魅力が本作では余す事無く描かれており、モンスターパニックのモンスターだけを考えれば相当なレベルの作品と言えるのだ。

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