クロコダイル2 「評価 B」
とある銀行から大金を奪った強盗達は、奪った大金を楽器ケースに閉まってアカプルコ行きの飛行機に乗りこんだ。ところがその飛行機が乱気流に遭遇し、飛行機は元の空港に旋回することになってしまったのである。空港に戻ってはマズいと思った強盗達は止む無く飛行機をハイジャックし、機長にこのまま飛びつづけるように命令した。ところが機長が反抗して強盗に襲いかかる。乱闘の果てに機長は死んだのだが、その衝撃で計器が壊れ、みるみるうちに飛行機はアカプルコ付近の沼地に不時着してしまった。辛うじて生き残った強盗達は乗客とスチュワーデスを引き連れ、近くの村へと移動を開始した。だがその時、一匹のワニが襲いかかった。そう、ここは脅威のクロコダイル達が生息する死の沼地だったのである。果たして彼らは無事に近くの村まで辿り着けるのであろうか!?
こんなわけで本作は、監督の自業自得な内容だった「クロコダイル」と違い、たまたまワニに遭遇してしまったというシチュエーションになっている。そこがまず良い。しかも本作では模型を多用しているものの、CGの部分は夜のシーンを多用することで前回よりも不自然に見えるカットが明らかに少なくなっており、ワニ描写も「クロコダイル」と比べて確実に良くなっているのだ。話の斬新さでは武装集団なんかを出した「クロコダイル」の方が勝っているとも言えるが、本作はワニ退治のシーンで意外な伏線を生かしていたりと、話のもっていき方が非常に上手いのでたとえ内容がありがちでも十分に楽しめる出来になっていたのだ。
「クロコダイル」よりも遥かに面白い、パニック映画の秀作である。
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