恐竜グワンジ 「評価 B」
西部の果ての砂漠には、恐竜が生存している谷があった。そこに目をつけた見せ物小屋の支配人は、谷から巨大な恐竜を1匹捕まえてきて、見せ物小屋の目玉にしようとしたのだが…と、「キングコング」のようなお決まりの展開が繰り広げられる本作。しかしアメリカで恐竜が生きている場所があった、という設定が結構斬新なように感じられる。大抵の場合、恐竜が生きていたと描かれている地方といったら、アフリカやアマゾンなど、いかにも原住民が恐竜を神と崇めていそうな場所に限られているものである。その中で本作は、まさに「灯台下暗し」という言葉のような印象を受けられる。
また本作は人形アニメの出来がよく、恐竜を捕らえる場面や市街地でのパニックシーンなども丁寧に作られている印象がする。設定の斬新さだけでなく、出来の方も良質と言える作品なのである。
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