CODE:0000 「評価 D」
「全米初登場10位! 7週連続ベスト20位入り!」これが本作の宣伝コピーなのだが、なんとも控え目である。とりあえず嘘はついていないようだが、初登場10位とは微妙なところだ。
話の内容は、一言で言えば「聖書の暗号」だ。聖書に書かれている文章には隠された言葉があって、それには人類に関する予言が記されている、というアレである。この暗号はハッキリ言って誰でも探せるようなものばかりで、実際の信頼性自体は限りなく0に近い。しかし本作はあくまでフィクションなので、この「聖書の暗号」はほぼ100パーセントに近い確率で当たるように描かれており、それを利用した自称預言者が、暗号で世界を支配しようとした・・というストーリーになっている。「聖書の暗号」というキーワードがでてくるだけでも、映画の内容は充分オカルトじみているのに、それを利用して世界を支配しようだなんて、まさに巷に出回っている陰謀論の本そのものといった感じだ。
おまけに暗号の予言が、「パレスチナが独立する」「世界連合が結成され、世界は1つの国になろうとする」「イスラエルの寺院が爆発する」といった、本屋にある予言の本に必ず書いてありそうなものばかりだったりして、目新しい予言は全く無い。まさに本作は、陰謀論や予言の本を読んでいるような気分にさせてくれる映画だ。
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