未確認生命体 ザ・フロッグ 「評価 C」
本作に登場するのは「カエル顔の怪物」だ。頭はカエルなのに異常に手足が長く、しかも両目からは人を操る怪光線を放つ。こんなB級テイスト全開のブッ飛んだ怪物が、休暇に別荘へとやって来た馬鹿学生達を懲らしめる…じゃなくて、殺しまくる内容となっている。学生達のエロシーンが連発されるのは困りものだが、カエル顔の生物以外にも「グリズリー」のポスターが映ったり、ホラー映画の法則について話し合う場面があったりと、やたらとB級尽くしな内容がこの手の愛好家には大変嬉しい作品である。
そんな本作で特に注目すべき場面は、怪物の退治方法について女学生とホラー映画マニアが討論するところだろう。
「怪物が髭反りクリームに弱いですって?もっと現実的に考えられないの!?」
「そうは言っても、怪物が暴れている事自体が非現実的だろ!」
「じゃあ、ここは映画の世界だとでも言いたいの!?」
「…有り得るな」
ハタから見れば馬鹿まるだしなんだが、よく考えてみると、B級映画のアホらしさを鋭く突いている珍シーンでもあるのだ。
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