ヘリ刑事                    「評価 B」
あの「AK−1チーム」が帰ってきた! しかも今度は、さすが3作目だけあって、ハイテンション・ハイスピードにますます磨きがかかり、より面白いアクション活劇となっているときた! こういう風に、作品を重ねるごとに勢いが加速していくシリーズは滅多にないだけに、私は非常に嬉しかったぞ! それじゃあ、批評を始めよう!
まず、今回も「ヘリコップ2」同様に、2つの異なった事件が展開されるので、その両方の事件を説明しよう。

VS放火魔ダンテ
刑務所からダンテとオーロフの2名が脱獄した。そこで彼らを捕まえるべくAK−1が出動したのだが、なんとダンテは5年前に、新米刑事だったハーランドに捕まえられたことを今まで根にもっていて、彼女への復讐のために脱獄したのであった!巨大火炎放射器でハーランドに襲いかかるダンテ。果たしてシューマン男爵はハーランドを救えるのか!?

VS大富豪
連邦印刷局から200ユーロ札の原版が盗まれた!犯人達を追うAK−1だったが、なんと犯人の放った磁界発生装置によってAK−1は制御不能になってしまう!辛うじて墜落を免れたAK−1だったが、更に運の悪いことに波動砲が故障してしまった!それでも犯人グループの真の目的と主犯格をつき止めたシューマン男爵達であったが、今度はハーランドが犯人グループに捕らえられて、冷凍倉庫に閉じ込められてしまった!急げ、AK−1!

・・これでもう分かったであろうが、今回はヒロインであるハーランドにスポットが当てられている。言うなれば「ハーランド危機一髪編」だ。今回の彼女は火炎放射器で焼き殺されかけるは、冷凍倉庫に閉じ込められるはと大変である。そのため今回はどうしてもシューマン男爵とハーランドの恋愛を中心に描かれたような気がするのだが、それでもAK−1はバリバリに活躍してくれるのが良い。ダンテ編ではホテルに向けて波動砲を発射するという無茶もしてくれるし、大富豪編では波動砲が無い状態でのAK−1の戦闘がしっかりと描かれている。
アクションも充実しているし、ストーリーもしっかりしている。まさに本作は、B級アクションの見本とも言える出来であった。

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