ラストデイズ 「評価 C」
アメリカ大統領は悩んでいた。国民の支持率が思うように上がらず、このままでは次の選挙も負けてしまう。そこで大統領はある計画を思いつく。アメリカにとって敵となる国を作ってしまえば国民は一致団結する。敵となってもらう国は……中国だ! そんなわけで早速中国を悪の枢軸に仕立て上げようと、核ミサイルの発射ボタンを備え付けたケースを携え中国に乗り込む大統領。しかし謎のテロ組織によってケースが奪い取られてしまった! 中国とアメリカを交戦状態にしようと目論んでいたテロ組織は、これで目的が達成できるとスイッチを作動させた。アメリカ本土から北京に向けて発射される無数のミサイル。対する中国も反撃のため、ワシントンを標的として無数のミサイルを放った。こうして瞬く間に、両国の首都は火の海と化してしまう…。
かなりアレな性格な大統領を始めとして、強烈なブラックユーモアとしか思えないような衝撃的な内容の本作。予算の都合で中国での撮影は全くしておらず、それをごまかすための苦肉の策が微笑ましいものの、製作者達のスケールを広げようとした努力は買いたい。この映画のような挑戦魂は他のアクション映画も見習ってほしいものである。
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