インアマゾン アナザーストーリーU       「評価 C」
インアマゾン復帰第二弾である。前回がしっかりとしたサバイバルドラマをしていたために、今回もそれなりの内容を期待してみたのだが…
内容としては前回の続きにあたる。ジャガー族を率いていた白人女を捕らえたクモ族の面々は、ジャガー族壊滅に協力してくれたドクター達に神の国まで護衛してやろうと誘いかけた。その誘いにドクター達は「せっかく神の国を脱出したというのに帰ることもない」と断ろうとしたのだが、タルボットだけはクモ族と共に神の国に帰ることを決意し、ドクター達に分かれを告げた。そこで3人になったドクター達はアマゾンを脱出する手段を探しはじめたのだが、なんと発見した手がかりから数日後アマゾンに捜索の飛行機がやってくることが判明したのである。そして彼らは飛行機の着陸地点めざして走り出した。しかしその途中、ドクターがジャガー族の残党の襲撃を受けて他の2人とはぐれてしまったのだ。負傷したドクターはクモ族のシャーマンに助けられるのだが、彼が放つ謎の暗示を受け、ドクターは催眠状態に陥ってしまった…。
一方、クモ族と共に神の国へ向かうタルボットだったが、突如白人女の奪回を目論んだジャガー族の奇襲を受け、女が救出された上にクモ族の族長は連れ去られてしまったのである。ところがタルボットはクモ族の連中と手を組み、機転を利かせて族長を救出することに成功した。ところがこの騒動でクモ族とタルボットは、ジャガー族が恐ろしい勢いで勢力を伸ばしていることを実感し、神の国と手を組んでジャガー族を戦う決意を固めた。
そして族長とタルボットは悪魔騒動真っただ中の神の国に行き、ジャガー族の脅威を訴えたのだが、以前からクモ族と対立していた神の国はなかなか彼らの話を信じようとはしなかった。しかもその頃、ビルは本当に神の使者なのかと疑問に持ち始めた神官達がビルの暗殺を企てていた……
と、今回もなかなかマトモな話である。いや、様々な人間の思惑などが交錯しており、かなり良質のドラマといっても言いだろう。だが本作、妙に中途半端なところで終わったくせに続編が出るという話を全く聞かないのである。ビデオ裏にも「明かされていない秘話の全てが明らかになる」とか書いてあるし、どうもアナザーストーリーVは出ない模様。にも関わらず、こんなところで終わってしまっていいのか! と思わず叫びたくなるような引き方で本作は幕を閉じており、どうも後味が悪い。
果たしてこのシリーズ、続編は出るのであろうか? もし出るのならば本作の評価ももう少し上がるのだが…。

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