ニンジャ・ウォリアーズ               「評価 C」
ケン・ワタナベ&ロマノ・クリストフのコンビが放つ「ニンジャ三部作」の1作目。2作目の「ニンジャ・フォース」と比べると、馬鹿度、日本誤解度、セクシー度が全てワンランク下になっている。やはり、3部作は1作目から順に観るものなのであろう。
ある日、平和な街に7人の黒忍者が現れた。そこで警部補は知り合いの、忍者に詳しい男「スティーブ(演ずるは勿論ロマノ・クリストフ)」に忍者追跡の協力を要請する。だがそのころ、忍者軍団の本部では世界征服を企むアンダーソン博士と忍者の頭領「クロダ」が結託し、アンドリュー博士の開発している「頭脳制御装置」の設計図を奪取する計画が練られていたのである。(このくだり、2作目と全く同じだぞ)そんな事を全く知らないスティーブと警部補だったが、忍者の謎を追っていたため、忍者軍団の相次ぐ襲撃を受けることとなる。2人は必死に防戦するのだが、やはり忍者は強かった。同僚は誘拐され、設計図は奪われ、警部補の上司は惨殺され…と、駆け付ける2人を煙にまいて着々と計画を進める忍者軍団に、警部補は次第に焦りはじめていたのである。
そんなある日、遂に警部補はスティーブを置いて、忍者軍団のアジトへ単身突入していった。だが強力な忍者軍団に勝てるはずが無く、すぐに捕まった挙げ句、クロダによって壮絶に処刑されてしまったのだ。しかしその頃、スティーブは忍者装束に着替えて、警部補を追うかたちで本部に突入していた。なんと、彼の正体は外人忍者だったのである。弱すぎる警部補とは違い、忍者装束に着替えたスティーブはバリバリに強かった。彼は見張りを次々と殺し、親玉のアンダーソン博士までも斬殺してしまったのだ。
しかし、まだクロダと6人の忍者(1人はハラキリして死亡)が残っている。スティーブは警部補や仲間達の仇を討つため、彼らの待つ谷底へと向かった。スティーブと7人の忍者との最終決戦が、今始まる…!
本作は2作目に比べるとロマノ・クリストフのニンジャアクションも少なく、見所が少ないように感じられる(でもクライマックスはやはり、ロマノ・クリストフとケン・ワタナベの一騎討ちだった)。勿論クロダの日本庭園がどう見ても変だったり、任務に失敗した忍者がハラキリしたりと、忍者映画としての馬鹿加減は相変わらずなので、楽しめることには変わらないのだが…。
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